『ベイエリアで活躍する日本人』シリーズ
IPMU(数物連携宇宙研究機構)の機構長であり素粒子物理学者の村山斉氏の『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎)って本が、
”1500冊を超える膨大な新刊の頂点に立つのはこの本だ!”
の「新書大賞2011」”に選ばれたのだそうです。
”素粒子物理学の観点から「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という人類永遠の疑問に答える書籍”だそうです。
村山氏の本はもう一冊あります。『宇宙に終わりはあるのか?』
実は受賞のことなど何も知らず、偶然にも1週間ほど前からこの2冊の本をずっと読んでて、すっかりはまっていたところでした。
物理学者の書いた本って聞いただけで普通の人なら引いてしまいますが、私のようなド素人にもよくわかるように、身近な例をいろいろあげて、丁寧にわかりやすく説明されています。暗黒物質だの反物質だの、あの有名なアインシュタインの”相対性理論”だの、量子物理学だの....詳しく解説されています。
そうそう、”ニュートリノに質量があった”という世界的大発見のスーパーカミオカンデでの実験の話などもおもしろいです。
『宇宙には終わりがあるのか』って本に書かれてあったエビソードがけっこう笑えたのでご紹介。まったく学問と関係ない話ですが。
TVドラマで『探偵ガリレオ』というドラマがありましたけど、ドラマの中の福山雅治演じる湯川学教授はいつも『さっぱりわからない、実におもしろい』と疑問に思った事は調べないと気がすまない物理学者の性(さが)と、なにかひらめくと辺り構わず数式を書き始めてしまう物理学者の特徴をよく捉えていたそうです。とにかく謎があると物理学者は興奮するんだそうです(笑)。
TVドラマで『探偵ガリレオ』というドラマがありましたけど、ドラマの中の福山雅治演じる湯川学教授はいつも『さっぱりわからない、実におもしろい』と疑問に思った事は調べないと気がすまない物理学者の性(さが)と、なにかひらめくと辺り構わず数式を書き始めてしまう物理学者の特徴をよく捉えていたそうです。とにかく謎があると物理学者は興奮するんだそうです(笑)。
さすがに道路にチョークで書き始めたりはしないそうですが、物理学者が一緒に昼食を食べている最中のテーブルの上の紙ナプキンには、所狭しと数式がたくさん書かれているそうです(笑)
ちなみに『素粒子物理学』とは、”物質構成粒子の間の力の相互関係を調べる学問”なんだそうです。
物質を作るのに一番もとになっている粒子を調べているってこってす。原子よりも小さいものです。あ....、もうわからなくなってきた....。
物質を作るのに一番もとになっている粒子を調べているってこってす。原子よりも小さいものです。あ....、もうわからなくなってきた....。
この本を読んでいて思い出したのが、一昨年だったか読んだ本、映画でも観ましたが『天使と悪魔』(ダン・ブラウン著)です。
スイスのCERN(数物連携宇宙研究機構のような所)でつくられた”反物質”が盗まれた。備え付けの電池が切れたら容器の中に磁力で浮かせている”反物質”が容器に接触して大爆発を起こす。なんとか電池が切れる前に見つけ出さないとバチカンと周辺地域が消滅してしまうという手に汗にぎる展開のストーリーでした。
スイスのCERN(数物連携宇宙研究機構のような所)でつくられた”反物質”が盗まれた。備え付けの電池が切れたら容器の中に磁力で浮かせている”反物質”が容器に接触して大爆発を起こす。なんとか電池が切れる前に見つけ出さないとバチカンと周辺地域が消滅してしまうという手に汗にぎる展開のストーリーでした。
楽しみながら物理学のこと宇宙のことを学べる本です。おすすめです。
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