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2012年2月27日月曜日

エコおたく=カリフォルニア スタンダード

うちのダンナはエコおたくです。
東京に住んでいた時(1994〜2000)、食材の買い物に行くときは
かならずマイバッグを持って行かされました。

住んでいたマンションの窓には、窓のサイズを測って
アメリカのメーカーに発注までして断熱効果のあるシェードを取り付けてました。
下の写真みたいな。
ハニーコム(honey comb)といって直訳すると蜂の巣ですね。
中の空気によって断熱効果だけではなく防音効果もあるんだそうです。

ハンター ダグラス(Hunter Duglas)のものです。
今住んでいる家の窓にもこのシェードがぶら下がっています。
アメリカのサイトはこちら
日本のサイトはこちら


そして、我が家のは全部ペアグラスになっていたのですが、何年か前には南側の窓を全面的に断熱効果&紫外線カットの特殊グラスを使ったペアグラスの窓に取り替えました。

しかも窓のフレームはメタルではなく断熱効果のあるビニール製(vinyl frame/ヴァイナル フレーム

ジェルド ウェン(JELD WEN)社のものです。
アメリカのサイトはこちら
日本のサイトはないのですが取扱店のサイトはこちら


我が家は南側が全部窓の状態で、明るくて眺めはいいのですが、ここ数年の温暖化で夏の暑さのピーク時の家の中の温度がとんでもない状態になります。
日中は窓を閉め切り、ブラインドもカーテンも閉めます。

それでも、ひどいときは家の中に居られないほど暑いときがありました。
夕方になって日が傾きかけて風が吹いてきたら窓全開。
でも、この窓に取り替えてからは夏は家の中が温室にならずに済みました。


じゃぁクーラー入れろよって日本に住んでいる人は思いますよね。
実は、このベイエリアは湿度が低く、通常は夏でもそれほど暑くなく、朝夕は寒いくらいで、クーラーを持っている家はほとんどありません。

ここ数年の異常な夏の暑さで、購入する家も増えてきたかもしれませんが、やっぱり持ってない家がほとんどです。


6年程前だったか母が遊びに来ていた時、7月の半ばに記録的な猛暑となりました。
気温が45度。

窓もカーテンも全部閉め切っても室内温度が37度。
で、ダンナと子供達は映画館に避難しました。
パイレーツ オブ カリビアンを観に....。
ところが考えることは皆同じで映画館は満員。

クーラーの効いているカフェやレストランやデパートもいっぱいの人。
電力の使い過ぎでマリン カウンティの一部が大停電となり川 ̄ー ̄;A" 
映画も中断で払い戻し。

仕方なくダンナと子供達はポイントレイズのビーチへ避難しました。
この辺の海はアラスカ海流のお陰で一年を通して海水温は12〜15度。
暑い時はビーチで避暑です。


朝早くから私は母を連れて、サンフランシスコへ避難。
サンフランシスコは夏が寒いところですから。

マリン カウンティが気温45度だったのに、車でたった30分ほど、ゴールデンゲートブリッジを渡り、プレシディオ地区に入ったら、気温はなんとたったの15度でした。

この30度の温度差はいったいなんなんでしょう。
母と二人美術館巡りをしました。

3時すぎになってビーチにいるダンナに電話してみると、まだ暑いらしいから帰ってくるなと言われ、美術館とカフェ巡りで足はガクガク、お腹はチャポチャポ。


さて、話は元にもどりますが、
二年前だったか洗濯機がぶっ壊れました。

家電屋さんに見に行ったら節電&節水、洗剤もちょっとだけ、そして音も静かなドラムが斜めになった洗濯機を見つけました。

メーカー名を見たらサムスン(Sumsung)と書いてあったんで、あ〜、これは○立のコピーに違いないと勝手に思い込んで購入。
とても気に入っています。

で、州、郡、PE&G(電気ガス会社)などからエコ商品の補助金がでて、結局定価の半額以下のお値段で購入できました。


先日はソーラーパネルですね。ガレージの屋根の上に完成しました。
前に書いた記事はこちら


そしたらエコおたくのダンナ、今度はLEDの電球を買って来ました。
フェイト エレクトリック(Feit Electric)社の製品です。
説明書を読んでみると、すごい電球だというのがわかります。

1)水銀は使用していない
2)75ワットの電球と同じ明るさで使用電力は13.5ワット
3)30,000時間使用可能
4)明暗の調整も可能
5)1ワットが11セントの場合、1日3時間の使用で1年間の電気代は1.63ドル
6)1日3時間の使用で27年4ヶ月使用可能

次にこの電球を取替える時には私は生きているんだろうか....とさえ思ってしまいます(笑)。


下の写真は我が家のキッチンの天井です。
天井にレールを取り付けて、写真のようなライトを9ヶ付けていました。
で、今回、ぜんぶこのLED電球に取替えた所、キッチンがとても明るくなりました。


このLED電球はカスコ(Costco)で一つ30ドルとちょっと高額なため、
まだ全室の電球は取替えていませんが、少しずつ、交換しているみたいですよ(笑)。

明るさが全然違うので、交換したらすぐわかります。
とても明るくてきれいな色で気に入っています。



欧州連合(EU)の欧州環境規制のひとつに、2006年から施行されている
ローズ コンプライアント(RoHS Compliant/ローズ指令)というのがあります。
電子・電気機器の特定有害物質の使用制限をするもので、
このLED電球にはこのローズ指令マークが貼付されています。
マークは統一されていないようで、この他にもいろいろあります
電子機器のエコ製品にはたいてい
アメリカ合衆国環境保護庁(EPA/U.S. Environment Protection Agency
エナジー スター適合製品Energy Star Qualified Products
という下の青いマークが付いています。
このマークがついている製品は国、州、郡、PE&G(電気ガス会社)などから
補助金が出たり、税額控除があったりするので、
購入時にはお店の人にどんなオプションが用意されているのかを確認した方がいいです。


ウィキペディアによると、このエナジー・スターと呼ぶ電子機器の省電力を促進するプログラムは1992年から始まったそうで
現在では多くのコンピューターやテレビなどの家電製品に貼付されているそうです。





ある日ダンナに ”あんたホントにエコおたくだよねぇ” って言ったら、
”何言ってんだ、これはカリフォルニア スタンダードだっ!!”
ってムッとしてました(笑)

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