マリン カウンティとはまったく関係のない話ですが、ちょっとこっちの教育や学校事情のことを書いてみたくて・・・・学校シリーズ
アメリカの高校 その2
アメリカの高校 その2
高校生でも大学の授業を受ける事ができます。通常のセミスターでも取れますが、特に夏休み中にあるサマーセミスターなど、高校生だらけです。
どんどんと勉強をしていく生徒は高校の間に大学の単位を取ってしまうことができるのですね。
高校によってその単位を高校の単位として認めるところとそうでないところはあるのですが、認めるところだと、一石二鳥で、一度に高校と大学の単位を取れてしまいます。効率のよい勉強法です。
将来その単位が使える大学に入った場合、既に取得しているので、半年早く卒業して学費を浮かすこともできるし、時間が余るので、勉強が好きな人ならダブルメジャー(2学部専攻)ということもあり得る訳です。
できる人はやればやるほどなんでもありなのがアメリカですね。
高校には生徒ごとに担当のカウンセラーが決まっていて、学校生活のこと、授業の取り方や成績のことなど、いろいろ相談ができます。カウンセラーから呼び出しくらったり(笑)、生徒の方からアポ取って相談に行ったり、親も直接会ったり、メールを使ったりして相談ができるというめちゃくちゃありがたいシステムです。
長男が入学して1〜2ヶ月経った時、長男を担当しているカウンセラーに会ってきました。アメリカの高校のこと、1年生ではなにをどうすればよいのかなど、いろいろ教えてもらいました。もちろん無料です。当然、カウンセラーの質が高い公立高校は人気です。
でも、有料のカウンセラーを雇う家庭が結構あります。優秀なカウンセラーだと料金は弁護士なみです。何のカウンセラーかというと、進学カウンセラーです。
高校1年になったら、この進学カウンセラーを雇い、その子供の適正などを見極め、大学選び、高校での授業の取り方など、有名大学進学へ向けて、まっしぐらです。
かなり経済的に余裕があるご家庭での話ですけど。アイビーリーグやそれに準ずる有名私立大学を狙うくらいですから、余裕なのでしょう。
余談ですが、大学入学審査に必要な要素は、GPA、SATスコア、課外活動、ボランティア活動、論文ですが、実はそれら以外にもいろいろあるらしいです。
1)アファーマティブ アドミッション: マイノリティー(とくにアフリカン・アメリカン、ヒスパニック、ネイティブ・アメリカン)の特別枠を設けてマイノリティーが合格しやすいようにする。
2)レガシー アドミッション:卒業生の親族・子孫が優先的に入学できる。アイビーリーグなどはそれの典型ですね。
3)州民枠:州立大学の場合
訴訟が起こった事もあるくらいで、これらが入試制度の問題点として指摘されていることでもあるのですが、私立大学の場合は校風があるわけで仕方のないことですけどね。
※訴訟:成績が上位の白人の受験生が不合格になり、成績の劣るヒスパニック系の受験生の方が合格したことに対する訴訟。
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