この辺りは、11月〜3月が雨季で、1年分の雨が、この間に降り、乾季には一滴も降らないというのが常でした。
それが、ここ数年、気候の変化で雨季に雨が降らず、乾季に降ったりしていましたが、お湿り程度。
そのため、貯水池やクリークの底が見えるほどの渇水で非常事態で、生活用水の取水制限がでたり、マリン カウンティのコーホーサーモンも絶滅の危機に瀕していました。
で、例年この雨季の間に嵐が何度かやってきます。
名称は嵐ですが、台風と同じで、すごい強風と大雨。
そして、何年かに一度、とてつもなくでかい嵐がやってきます。
6年くらい前の嵐では
あちこちの倒木で4日間停電したし
9年前の嵐では
大洪水になったし....
マリン カウンティのサンアンセルモは、このとてつもなくでかい嵐で、20年に一度、町の中央を流れるサンアンセルモ クリークが大氾濫を起こし、大洪水に見舞われます。
前回が2006年1月1日でした。
2005年12月31日、大晦日の朝から大雨で、昼ごろにはあちこちの道路が冠水。
夜にはさらに雨が激しくなり、一夜明けて、年を越したら、低地にあるダウンタウンとその周辺の住宅地は腰まで水に浸かっていました。商店街は全滅。
町民総出でダウンタウンの清掃をしました。
この時、隣町のロス、ケントフィールド、フェアファックスも洪水の被害を受けました。
下の6枚の写真は2006年1月1日 サンアンセルモの洪水
2005年12月31日その時の映像がYouTubeにアップされているんで....。
なんと、大晦日の夜、大雨で停電の中、赤ちゃんも生まれてたりして....。
短編ドキュメンタリー映画仕立てになってます川^_^;儿
その20年前にも、40年前にも大洪水があり、長年住んでいる人たちの話では、今回のは腰までだったからましだよと....。前回は天井近くまで浸かったと、壁に残っている水の跡や、壁に飾られているその時の写真を見せてもらったこともあります。
元旦の朝一番に目にしたのは、ボキッと半分に折れた木の先がプールに突き刺さっている光景...。
あちこちの木が折れて道路を塞ぎ、車も出せない状態で、
各家庭の男子はマイチェーンソーを持って道路に集合
木を切って道路脇へ寄せる作業から新年が始まりました。
家の周辺は林が多いので、チェーンソーを持っている家庭が多いので....。
我が家にもあります。
洪水後、1階部分をあげる工事をしている家がたくさんありました。
20年前の洪水を経験しているお店は保険に入っていたため、早めに復帰していましたが、保険に入っていなかったお店は再建できず、空き店舗が結構ありました。
さて、今年も11月に入っても雨が降らず、渇水非常事態宣言が出る寸前で、11月ももう終わるという頃になって、やっとまとまった雨が降り、ほっと一安心していたら、今度はいきなり大嵐がくるということで洪水になるかもという非常事態になったわけです。
大嵐は水曜日の夜中から木曜日の朝にかけてやってくる
と、1週間ほど前から警報がでていたので、低地にあるダウンタウンのお店の前にはもう何日も前から土嚢が準備されていました。
サンアンセルモでは、毎年、大雨の予報が出るたびに、ダウンタウンの店先に土嚢が出現します。
洪水まではいかなくても、洪水寸前というのは毎年あるわけで、いい加減、サンアンセルモ クリークをなんとかしてよ.....。
各家庭では、大嵐に備えて数日前からコツコツと庭のかたずけ、屋根のチェックなどやっておりました。
停電に備えて、ライター、ランプ、懐中電灯、食料品なども準備。パンもたくさん焼きました(笑)
さて、水曜日の午後、次男を学校に迎えに行くと、明日の木曜日は大嵐警報で休校になったと喜んでおりました。
マリン カウンティの全学校は木曜日は休校となりました。
金曜日はまだ未定だそうです。
高校は来週から期末試験で、再来週から冬休みに入るんですけどねぇ....。
このブログを書いている、今は水曜日の夜中なんですが....、強風で家が揺れてます川^_^;儿
窓に叩きつけられた雨が中まで漏れてくるので、タオルを持って家の中の見回りをしないといけません。
ま、明日は学校も休みだし、早く起きる必要はないか....。
息子たちは、もし明日の朝、洪水だったらカヤックに乗って掃除に行くらしいです川^_^;儿
風の音が怖いのか、我が家のTippiちゃんはミーミー鳴いております。
洪水警報が出る20年に一度のはずのとてつもなくでかい嵐が10年もしないうちにやってきたわけで、これも地球温暖化による気候の変化の影響なんでしょうか。
明朝、洪水になってなければいいんですけどね。
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