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2011年6月27日月曜日

海外での子育て-その4 日本人の心1

日本人の心 その1
子供がだんだん成長するにつれ、なんでもかんでもいちゃもんを付け、文句をいい、反論するといった、恐るべき反抗期に突入しました。これも成長の過程で通るべき道と思い、なんとか頑張ってみたものの、私だって人の子、感情もあるし、わかっちゃいるけど我慢できない事だってたくさんあるわけで...。


ホント子育てって難しい...。その時にふと思ったのが、情操教育道徳教育をどうしたらいいのだろう....って。アメリカで育つこの子たちは、親以外の誰からどうやって人として大切なものを教わって身につけて行くんだろう。


うかつでした、日本語にばかり気を配っていたので、こういったことをすっかり抜かしておりました。
日本に住んでいたら、自然と身に付く(現代ではちょっと難しい...?)ことなのに、海外に住んでいる為に構えて気をつけないといけないこと。


アメリカではどうやっているのかというと、やっぱり一般的には教会の出番ですね。宗教教育を通して、情操教育や道徳教育を行っているわけです。


うちはキリスト教徒じゃないと言っても背景がキリスト教ですから、やっぱり聖書の教えですね。実際に熱心なカトリック信者の家庭では、小中学生の子供達を平日の夕方に教会で行われている勉強会などに参加させたりしています。


私が子供だった頃、近所のおじさん・おばさん、祖父母・親類のおじさんやおばさん、そして両親など、周りの大人から日常生活の中で何げにいろんなことを教わりましたね



例えば、嘘をついたら、閻魔さまに舌を抜かれるとか......、ご飯を残したら目がつぶれるとか.....、人が見てないと思って悪い事をしても、お天とうさまがちゃんと上から見てるとか......、きちんと挨拶をしろとか、目上の人を敬えとか、年下や弱い者をいたわれとか、物を大切にしろ、もったいない、などと、行儀作法からものの善悪の判断まで。(もしかしたら私の世代は古いのか.....)

日本でもそうですね、うちは仏教徒ではない、神道でもない、と言ったところで、日本の歴史的背景から見ても仏教や神道、あるいは儒教などの教えや思想が日常生活に影響していますね。あっ、もう一つ、皇室の存在も日本人の心に与える影響は大きいですね。


でも昔から日本では子供を寺や神社に連れて行ってこういった教育はしていません。私も経験ないです。やはり周囲の大人達に日本人の心を教わっていたわけです。


海外にいながら周囲の大人達の代わりになるものは何だろうと、私もいろいろ考えて、リサーチしていろんなことに挑戦してみました。


つづきはその2で....


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