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2012年5月21日月曜日

大学受験@アメリカ その3

ここ数年、SATスコアをあまり重要視しない傾向にあると、その2で書きましたが、では何に重きを置くのかということですね。


これは決して学力が劣っていてもいいってことではありませんよね。それぞれの大学にはその大学が求める学力の基準は当然あるわけです。
が、その基準値に達しているならば、あるいは多少届かなくても、将来性のある学生の方を入学させた方が大学にとって将来メリットがあるってことなんでしょうね。


聞くところによると、アプリケーションエッセイがかなり重視されているということらしいです。


エッセイは各大学からテーマが出されるらしいですが、それに沿った内容を書きつつも、私は大学に入ったら....、卒業したら......、将来は.......。そのために、今までこういうことをやってきた、努力してきた、チャレンジしてきた.....。私をこの大学に入れたら大学のメリットだよって、自分の良い所をどんどん売り込まないといけないらしいです。


周囲を見ていると納得ですねぇ。だから、大学のサマークラスをとったり、楽器を習ったり、スポーツやったり、ボランティアやったり、ボーイスカウトにガールスカウト、生徒会に参加したり、その他さまざまな習い事とか課外活動とか学業以外の魅力を増やす努力をしているわけですね。


それプラスGPA(高校の成績)とSATスコア(共通一次テストのようなもの)を良くするための勉強もがんばらないといけません。ただ、カウンセラーのおっしゃることには、そこそこいいGPAとSATをもっていれば、それ以上いい点とるために労力を使うよりも、学業以外の魅力を増やす方に努力した方がいいですよって。


もう売れっ子芸能人顔負けの過密スケジュールをこなしている中高生がたくさんいます。これ全部、いい大学に入るためなんでしょうね。アメリカの高校生すごいなぁ〜ともうびっくりなんです。勉強だけじゃだめなんですね。
ちょっと古いけど日本語でいうところの文武両道 ってやつですか....。



中には、将来はプロの音楽家になるの?っていうほどすごく入れこんでいるケースもあるんですが、別にそうでもないんですね。
スポーツがんばっている場合はアスリート推薦とか、芸術系がんばっている人はオーディションとか、ポートフォリオ提出といった別枠もあるようなんで、そういう方向でがんばっているんでしょうかね。

でも、聞くところによると、アスリート推薦でスカラシップをもらって入学すると、その条件にあるそのスポーツを4年間しかも良い成績で継続しないとスカラシップ打切りになるので、かなりのプレッシャーなんだそうです。
だから、よ〜〜っぽどの選手で無い限りアスリート推薦で入るとえらい目にあうからやめとけ....ということらしいです。



すごいのは子供達だけではないのです。スケジュールをマネージメントして、送り迎えをしている、お母さんたちだってスーパーママですよ。ちょっと古いですが美空ひばりのお母さんみたいですよね......(笑)。
私にはでません、あそこまで......(汗)。


で、教育コンサルタントはこのアプリケーションとかエッセイの書き方指導もしてくれます。で、最低でも10校にはアプリケーションを出せって.....。
10種類もエッセイ書くわけ?やっぱりいるよなぁ〜〜。カレッジ カウンセラー。
最低でも10校って簡単に言いますけど、 1校100ドルくらいするらしいですからね。


でも熱心なところは20校くら出すそうです。そんなに受けてどうするんだと思うんですが、聞くところによると、やっぱりアドミッションの多様性から蓋を開けてみないとわからないので滑り止めをたくさんということが一つ。
そして、成績に自信のある場合はどこの大学に合格したかで箔がつくのだそうです.....川 ̄ー ̄;A"

もはや、我家には関係の無い世界ですね。

こういった大学受験激化のおかげで、子供達は忙し過ぎる。時間のゆとりが無い、心のゆとりがない、っていうか子供らしいことをする暇がない。で、ドロップアウトしてしまう子供とか、鬱、自殺といったことも社会問題になっているのです。

このアメリカの大学受験事情はすさまじいです。これだけ苦労して大学に入学しても、卒業するのはもっと大変ときたもんだから、アメリカの子供達は根性ありますよ。


日本に行くと、アメリカの大学って入るのは簡単だけど、出るのは難しいんでしょってまだ言っている人いますからね。それって40〜50年前の話?

大学受験@アメリカ その2


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