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2013年9月14日土曜日

サンアンセルモで山火事

サンアンセルモにメモリアル パークという公園があります。公園内にはテニスコート、ベースボールフィールド、サッカーフィールド、ミレニアムパークという児童公園があります。隣にはショッピングセンターもあり、平日も週末もかなり賑わうエリアです。

その公園の裏の丘で火事が発生。町中大騒ぎとなりました。
時間帯も4時ごろで、学校が終わって、小さい子供から大きな子供まで、たくさんの子供たちやお母さんたちで賑わっている最中。サッカーフィールドでは子供たちのサッカーチームが練習中。とにかく全員一斉避難。丘の下にあるアパートの住人も消防隊員の誘導で避難。
写真は→こちら

サンアンセルモにある2つの消防署から、隣町の消防署から、そしてマリンカウンティラークスパーケントフィールドの消防署からも消防車が出動し、幹線道路のSir Francis Drake Blvd.は一般車が通行できない事態に。走行中、サイレンが聞こえたらすぐに右側に車を寄せて停車しないといけませんからね。このときは全方向から聞こえてくるサイレンに運転中の人は右往左往したと思います。

また、上空にはCal Firの消火飛行機が何機も飛んできて、火勢抑制剤を投下し、とにかくえっらい騒ぎとなりました。
カルファイアー(Cal Fire)というのは、California Department of Forestry and Fire Protectionが正式名称で、カリフォルニア州立の組織です。1885年に設立されてからずっとカリフォルニア州の森林を火災から守ってくれています。
対応が早かったおかげで、1エーカー(約4000㎡)焼いただけで1時間半ほどで鎮火しました。

日本にいた頃、ワールドニュースなんかでカリフォルニア州で山火事が発生して住宅が200軒焼けたなんてニュースを見て、なんで山火事で家が200も300も燃えるんだろうと思ったことがあります。実際に住んでみるとよくわかります。山や丘を宅地用に造成したりせず、地形も環境も維持したまま、家を建てているので、一見、ただの山とか林に見えますが、その中には家が点々と建っているのです。
本当に怖いですよね。今は乾季ですから。もし風の強い日だったりしたら、大変なことになっていたかもしれません。

南カリフォルニア周辺でよく発生している森林火事はWild Fireという言葉が使われていますね。ヨセミテ西部で発生している山火事はRim Fireという言葉が使われていますね。このヨセミテの山火事は10日前まではカリフォルニア史上5番目の規模の山火事だったんですが、とうとう26万エーカーを焼いて4番目になってしまいました。現在も進行中なので3番目にならないことを祈るばかりですが。ちなみにrimって縁っていう意味ですね。
で、今回のサンアンルモの丘の火事はVegetation Fireという言葉が使われていました。ベジテーション(vegetation)って植物とか草木とかですね。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    先週の土曜日、高速を走っていたらサウスサンフランシスコ〜サンブルーノの山が燃えていたのですが、そのニュースではGrass Fireという表現が使われていました。たしかに草地で覆われた禿山でしたが。へぇ〜、そう言うんだぁと思いました。

    というか、本当にあるんだ、山火事…って思いました。

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    1. ワキさま
      コメントどうもありがとうございます。
      Glass Firreってのもありましたね。今は乾季だから多いのですね。
      Vegetation Fireって初めて見た時、野菜の火事?ってまじで思いました(笑)

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