この日、アメリカ陸軍工兵隊 ベイ モデル ビジター センター(United States Army Corps of Engineers, The Bay Model Visitor Center)という施設に行ってみました。サイトは→こちら
USACEのロゴ |
- ダムなど土木工事プロジェクトの計画、設計、施工および運転
- アメリカ陸軍とアメリカ空軍の軍事施設の設計と施工監理
- 他の国防部局など連邦政府の施設の設計と施工監理の支援
- 放射能汚染地域の管理・除染 (FUSRAP)
このサウサリートにあるアメリカ陸軍工兵隊 ベイ モデルは主にサンフランシスコ湾とベイエリア周辺の湿地帯の治水事業を行う為に1957年に建てられたんだそうです。
受付で館内のマップを貸してくれます。音声ガイドも貸してくれるみたいです。日本語もあるらしい.....。私は帰る時にそんなんがあることに気づいて、惜しいことをしました。
さて、展示室に入ると、サンフランシスコ湾周辺の水についてのいろいろなパネルや模型があります。
シャスタ山の雪解け水は地下水となり川を流れ、サクラメントを通り、サンフランシスコ湾北東側のサスーン湾に流れ出ているので、このあたりは汽水(Brackish water)域になっているそうです。その周辺水域の生物や環境管理など、けっこう興味深い内容の展示になっています。
※写真をクリックすると大きくなります
よくもまぁ、こんなでかい模型作るよなぁと.....。
サクラメント、サンフランシスコ湾とその周辺水域や湿地帯の環境保護や治水管理を行うために、実際のベイエリアの縮小モデルを作って、川からの水の流れとか、潮流の研究とか、サンフランシスコ湾周辺でオイルタンカー事故で重油が流出した場合、風向きや潮流によって湾内にどのように流れ出した重油が広がるかというシュミレーションをやったりとかしていたわけです。ホントこのモデルの規模には驚きました。
と言うか、これを眺めながら私が考えていたことと言えば、ここでゴジラとかウルトラマンの特撮ができるよなぁ〜ってことかな.....川 ̄ー ̄;A"
この場所は元々はノースウエスタン パシフィク鉄道(Northwestern Pacific Railroad)の修理工場があった場所で、その跡地に造船所ができたわけです。
とにかく大急ぎで船を造れとの政府からの命令でできた造船所で、20,000人もの人が3交代制で24時間働いて、13日に一隻のペースで造っていたそうです。で、3年で15の貨物船、78のタンカー、併せて93隻もの船を造ったんだそうです。すごいマンパワーです。
壁に展示してある写真パネルを見てると、真珠湾攻撃の写真と説明から始まり、最後は広島と長崎に原爆を落として日本が降伏して戦争が終わった.....って書かれてあったのを読んで、あまりに簡単な書きように、一気に気分が悪くなってしまいました川 ̄ー ̄;A"
次男が『お母さん、これ読まない方がいいよ』という忠告を聞かず読んだわけですが...。
さて、話は戻りますが、この軍需造船所の給料はとても良かったそうで、全米から人が集まって、75,000人以上もの人口にふくれあがったそうです。で、住宅やら店やら学校やら教会やら生活に必要な町をつくらにゃいかんということでできたのが、サウサリートの隣りのマリン シティ(Marin City)です。
終戦後も全米から集まった労働者達はこのマリン シティに残留し現在に至っております。で、マリン カウンティの中ではちょっと、いやかなり異色な雰囲気の町.....って感じかな...。
広い施設の中を見学してちょっと歩き疲れ....。近くにマーケットがあったんで、サンドイッチとスープを買って、せっかくサウサリートだし....ということで、マリン ヘッドランズまでドライブして展望台でランチ。やっぱり観光客が多かったです。
アメリカ陸軍工兵隊 ベイ モデル ビジター センター
(United States Army Corps of Engineers, The Bay Model Visitor Center)
入場無料(パーキング無料)
2100 Bridgeway Boulevard
Sausalito, CA 94965
詳細は→こちら
0 件のコメント:
コメントを投稿