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2011年7月19日火曜日

コースト ミウォーク イベント 行ってきました

コーストミゥオークCoast Miwok)のイベントに行ってきました。
ポイント レイズ国定海浜公園(Point Reyes National Seashore)の中にあるベア バレー ビジター センター(Bear Valley Visitor Center)の奥にあるクリ ロクロ(Kule Loklo)という所で開かれました。

※ちなみにポイント レイズ国定海浜公園はジョン・F・ケネディー大統領によって1962年に国定公園として指定されたそうです。
1番のマークがベア バレー ビジター センター

ベア バレー ビジター センター


中は博物館になっています


クリ ロクロの入り口のサイン


復元された住居
コーストミウォークたちが使用していた、弓矢などの道具類、子供のおもちゃ類などを展示したコーナーがありました。
次男はこれがすごく気に入ったらしく、踊りを見終えると次男行方不明。結局3時間ぐらい戻ってこず、帰る頃にこのコーナーで観光客相手に展示品の説明ボランティアをやっている次男発見(笑)。いつの間に.....。
半分アジア人の血が混ざっているせいか、白人の人達からすると、ちょっと色の白い同じネイティブアメリカンに見えるんでしょうか。
誰も不思議に思わず、次男の説明を聞き入っておりました川 ̄ー ̄;A"
黒曜石で作られた矢じり
石で割った後に鹿の角で削るそうです
ゲーム
原始的な道具で貝殻に穴をあけて、ネックレスを作るワークショップはけっこう楽しかったです。


きれいなまん丸の穴があきます


このおばあちゃんはミウォークのバスケット作りの第一人者で、ホワイトハウスからのアワードを受賞している、言わば、日本でいうところの人間国宝のようなお方だそうです。
バスケットすごいですよ、細い細い植物を裂いたものを細かく編んでいて、模様まで入っています。手のひらに乗るようなサイズのものでも$300〜500していました。手間と技術を考えると納得のお値段です。
いやぁ〜すごい奇麗で欲しいけど、高すぎ....川 ̄ー ̄;A"


それで、アワビの貝殻でネックレスを作るワークショップに参加。
なんとアワビの貝殻をホホバ油で磨いていました。ホホバ油ってネイティブ アメリカンが薬に使っていた油ですね。日本でも化粧品や整髪剤等に使われていますね。
ミゥオークのバスケットの人間国宝
さて、コーストミウォークのダンスは2つのグループによって披露されました。いろいろな動物の踊りがあるそうで、この日は鳥のダンスということでした。羽飾りがとても美しかったです。
彼らは必ず時計回りにぐるりと回ってからこの聖なる場所に出入りします。ダンスが終わってから歌っていた人に回る理由を直接聞いてみました。ネガティブな感情を追い払う為の行動なんだそうです。なるほど....。
本当は踊っている勇士を見て頂きたいのですが、ビデオ撮影は不可でした。
神聖な踊りなので本来は写真撮影も禁止なのですが、この日は写真だけはオッケーでした。


目元にすだれのようなものをつけていますが、これは聖なる踊りを踊っている最中に心が乱れるようなものを目にしないためのものだそうです。
二組目の踊り手は高校生くらいの人達でした。今時の高校生達がこうやって自分たちの祖先から受け継いで来た伝統文化を継承している姿を見ると感動しますね。
彼らの慣習として、拍手はしません。ダンスが終わる度に、みんな”おぅ”と叫びます。踊り手の紹介の時も一人一人に”おぅ”と叫びます。これが彼らの拍手になるそうです。
紀元前6,000年の頃から、その存在が確認されているコーストミウォークは西暦1500年代の中頃にヨーロッパ人(スペイン人)の侵略を受けるまでの7,500年あまり、ずっとこのまんまだった訳ですね。

彼らの住居跡や道具類を見ていると、日本の縄文時代や弥生時代とよく似ています。
でも日本では縄文時代、弥生時代、古墳時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代とヨーロッパ人がやって来る1500年代の半ばまでの間、文明は進化していきました。

日本ではその頃には地面に穴を掘った竪穴式住居ではなくなっていたし、農業も製鉄技術もあったし、成熟した高度な文明がありました。だからヨーロッパ人に支配されることも無かったのでしょうね。

でも、コースト ミウォーク族を始めネイティブ アメリカンはずっとほぼ同じ状態だったのはどうしてなのか、だからヨーロッパ人に侵略されたのかなぁとふと疑問に思いました。

ダンナの意見を聞いてみた所、家畜にできる動物がいなかったのが原因じゃないかなぁと。家畜を飼育して生産する文明が発達しなかったからではないかと。
みなさんはどう思いますか?


ところで、部族(Tribe/トライブ)をいくつ知ってますか?
ぱっと浮かぶのは
アパッチ族、ナバホ族、チェロキー族ですが、実はすごい数の部族がいるのですね。
興味のある方はこちらをどうぞ。


こうやって見ると、北アメリカ全土にこんなにもたくさんの部族の人々が居住していたにもかかわらず、ヨーロッパ人たちは侵略してしまったということですね。
ヨーロッパ人とひとくくりにするのはちょっと問題がありますが、イギリス人、フランス人、スペイン人ですね。
何かで読んだのですが、フランス人はネイティブ アメリカンと交易をし、ビジネスパートナーでした。スペイン人はカリフォルニア ミッションでもわかるようにネイティブ アメリカンに布教活動を行っていました。で、イギリス人はネイティブ アメリカンを野蛮人扱いし侵略と殺戮を繰り返した訳ですね。でも金が見つかり、結局は金を採掘するためにヨーロッパ人はネイティブ アメリカンを彼らの土地から追いやったのですね。なんか悲しい歴史です。




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