「エンペラー」(邦題:終戦のエンペラー)という映画を観に、わざわざミルバレーの映画館まで行ってきました。3月上旬に封切られた映画なのですが、マリン カウンティでは、なぜかまだミルバレーの映画館でしか上映されていません。
映画は、日本の文化研究の専門家でもあるボナー・フェラーズ陸軍准将にがダグラス・マッカーサー陸軍元帥から下された『天皇に戦争を起こした責任があるのかどうか10日以内に調べ上げろ』と言うに命令により、調査のために奔走するといった内容ですが、それにしても重い題材の映画です。
よくアメリカがこんな重いテーマを、こんな切り口で映画を作る気になったなぁと思います。昔ならあり得ない。これまでアメリカが描く第二次世界大戦の映画だと、アメリカ=正義、日本=悪 みたいな描き方でしたが、今回の映画は随分と違いますね。時代は移り変わっているんだなぁと思います。『硫黄島からの手紙』同様この映画もよく描けているなと思いました。でも、ここまでかなぁ。『東京裁判の真実』なんていう映画をアメリカが作る日が来るのでしょうか......。
この映画よかったですよ。日本では7月封切りですね。予告編がYouTubeにアップされていたんで...。
またまた余談ですが、アメリカでは歴史とロマンスの半々の映画だなんて評価している人もいますが、私はロマンスに偏らずバランス良くまとめられていると思ってます。
で、フェラーズ准将の恋人の日本人女性は映画上の人物なのか実在なのかちょっと気になっていろいろ調べてみたら、恋人だったかどうかは不明ですが、フェラーズ准将が日本に興味を持つきっかけとなった大学の同窓の日本人留学生渡辺ゆりという人が実在していたわけです。そして、フェラーズが書く天皇に戦争責任はないとする報告書に大きく影響を与えた渡辺ゆりの師である河井道という日本人女性の存在も。
この本↓読んでみたいですね。でも、アマゾンはなんでこんなに高いんでしょうか?ほんとうの値段は1800円ほどなんですけど....。希少本ってこと?ならますます読みたくなりますね。
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