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2013年4月19日金曜日

ビッグデータの覇者たち@海部美知

サンフランシスコ ベイエリアで活躍している日本人のご紹介です。
海部美知さんは、シリコンバレーで ENOTECH というITや通信分野を専門とするコンサルタント会社を設立し、日米両国で経営コンサルタントとして活躍していますその業界ではTech Momのニックネームで知られている、キャリアウーマンでもあり、二人の息子さんのやさしいお母さんでもあります。

その彼女が今月、ビッグデータの覇者たちという本を出しました。
キーワードはビッグデータなわけですが、じゃぁビッグデータって何?という方のためにウィキペディアに書かれていることをちょっと。
情報技術分野の用語としては、通常のデータベース管理ツールなどで取り扱う事が困難なほど巨大な大きさのデータの集まりのこと。
情報通信、とくにインターネットの発達にともなって爆発的に増大した構造化されていない莫大な量のデータ。それら様々な局面に発生した巨大データの集まりを分析することでビジネス傾向の特定、病気の予防、犯罪の対策などにメリットがあると言われている。技術の進歩により変化するが、ペタバイト、エクサバイト、ゼタバイトなどが現在のデータの大きさの限界である。ビッグデータは気象学、ゲノミクス、コネクトミクス、複雑な物理シミュレーション、環境生物学、インターネット検索、経済学、経営情報学などの分野で科学者が日常直面する課題である。モバイル機器に搭載されたセンサー、リモートセンシング技術、ソフトウェアのログ、カメラ、マイクロフォン、RFIDリーダー、無線センサーネットワークなどでデータが収集されるようになったこともデータが増加する一因となっている。
現在のビッグデータの特徴的な課題の一つは、リレーショナルデータベースとデスクトップ統計・可視化パッケージで取り扱うことが難しいということで、数十、数百あるいは数千台のサーバー上で動作する大規模並列ソフトウェアを必要としていることである。ビッグデータの大きさはデータを取り扱う者の能力によって変わる。数百ギガバイトのデータを初めて処理する必要に迫られることが、データ管理の選択肢を再考するきっかけとなることがある。別の者にとっては、それが数十から数百テラバイトであることもある。

これを読んで余計わからんようになったと言う方は、この本を買って読んでみましょう。

シリコンバレーの名だたる企業は、大量の情報に振り回されること無く、その中からビジネスチャンスを見逃すことのない臭覚と分析力でビッグデータを上手く利用してビジネスに活用しているわけですね。経営コンサルタントとして、それを間近で見ている彼女だからこそ書ける本ではないでしょうか。
乗り遅れている日本の企業、特にこれからビッグデータビジネスで起業をしようと思っている若者達には必読の本です。
対談の模様がYouTubeにアップされていたんで.....。

実は彼女は2008年にも『パラダイス鎖国〜忘れられた大国日本〜』という本を出しています。この本は持ってますよ。この本を読んで、日本やばいと思いました。あまりに豊かになりすぎて、あまりに生活が快適になりすぎて、外に目を向けなくても生きて行ける日本は、気づかないうちに世界から取り残されて行く.....あ〜怖い.....。

本の購入はこちらから。『ビッグデータの覇者たち』は電子書籍版もあります。


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