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2011年4月20日水曜日

コースト ミウォーク

昔々、ソノマ カウンティやマリン カウンティの海岸沿いにはコースト ミウォーク(Coast Miwok)とよばれる部族のアメリカン インディアンが住んでいました。


コースト ミウォークの最も古い歴史上の記録としては、1579年のサー フランシス ドレイクの航海日誌の記述だそうです。
しかし、考古学的発見からみて、スペイン人の入植より少なくとも4,000年も前からソノマからウエスト マリンにかけて居住していたそうです。


その後、1500年代にはヨーロッパ人のコースト ミウォーク居住地への侵略が始まり、1700年代までスペインの伝道教会の建設のため、沢山のコースト ミウォークたちが強制労働にかり出されます。


コースト ミウォークの土地はスペイン人やメキシコ人たちによって取り上げられます。
そして多くのコースト ミウォークがヨーロッパ人が持ち込んだ病気によって死んで行きました。
1830年代の後半、メキシコ政府により、部族は2カ所に移動させられたそうです。
ひとつはペタルマ(Petaluma)からサン パブロ湾(San Pablo Bay)にかけての2.8K㎡の範囲の地域で、現在のノバト(Novato)周辺。州立歴史公園に指定されている地域です。


もうひとつは、ニカシオ(Nicasio)からタマラス湾(Tomales Bay)にかけての320K㎡の地域。ポイントレイズ一帯です。そこから北上してソノマ カウンティのボディガ ベイ辺りまで居住していたそうです。


ノバト(Novato)にコースト ミウォークの博物館というのがあります。こじんまりとした博物館ですが、珍しい物が見られます。


アメリカンインディアンの儀式は非公開なため、一般の人々が知る事はほとんどなかったのですが、唯一撮影を許されたコースト ミウォーク族出身のカメラマンが記録し続けた伝統的な儀式や日常生活の写真がたくさん残されています。入場料は大人5ドル。


展示されているバスケットなどの手工芸品はすごく細かくて美しいです。


ポイント レイズのベアー バレー(Bear Valley/ビジター センターのある所)には、Kule Lokloというコーストミウォーク村があり、部族の子孫による伝統儀式やダンスなどを見る事もできます。また、レンジャーによるガイド プログラムもあります。


Federated Indians of Graton Rancheria


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