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2011年9月9日金曜日

サンフランシスコ フェリー ビルディング その1

フェリービルディングのサイトより

サンフランシスコのフェリー ビルディングの歴史は結構古いのです。この場所はゴールド ラッシュ(1848年〜)の時分から鉄道や船などの公共交通機関の集まる要所でした。1875年には木造のフェリーハウスが建てられ、ベイエリア周辺からフェリーに乗ってサンフランシスコへ働きに来る人々でいっぱいでした。
1892年には鉄骨の建物に建て替える計画がもちあがり、1896年着工、1898年にオープンしました。この時計台は、12世紀に建てられた、スペインのセルビア大聖堂(世界文化遺産)の塔を模して造られたそうです。
最盛期には一日に5万人もの利用客があったそうです。
フェリービルディングのサイトより
1936年にはベイブリッジ、1937年にはゴールデンゲートブリッジが開通し、自動車やバスでの通勤に押され、フェリーを利用する人は減少し、1955年には、フェリービルディングの美しい内装は取り払われ、オフィスやお店として使われるようになったそうです。


1957年にはフェリービルディングの真正面にフリーウェイが開通します。
そして、1989年サンフランシスコ大地震(ロマ プリータ大地震)で、そのフリーウェイはかなりのダメージを受け、1991年には取り壊しになりました。
実に35年ぶりに美しい時計台のあるフェリービルディングの全景を見た市民は、フリーウェイの再建を拒否。市民達の強い要望で、フリーウェイの再建はされませんでした。これを機に、ェリービルディングの修復工事が始まります。
フェリービルディングのサイトより
このフェリービルディングのリニューアルには10年近い年月がかけられました。2001年だったか、2002年だったか、はっきりと覚えていませんが、リニューアルオープンに行きました。おしゃれで、グルメなお店がたくさん入って、見違えるほど美しくなったとダンナが感慨深げでした。
思えば、1906年と1989年の二度の大地震を生き抜いてきたわけですね。


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