この島は別名ザ・ロック(The Rock)と呼ばれ、1963年まで合衆国連邦刑務所として使用されていました。シカゴ マフィアのボスとして有名なアル・カポネも収監されていたことがあります。
この島もいろいろな歴史があるのですが、やっぱりウィキペディアが詳しく書いているのでここをどうぞ。
この島はゴールデン ゲート国定レクレーション エリア指定されていて、アメリカ合衆国国定歴史建造物(National Historic Landmark)にも指定されています
アルカトラズ島クルーズのサイトでチケットの購入ができます。大人$26、子供$16です。実は次男は誕生日が10月1日で、12才になります。子供料金のうちに行こうということで.....(笑)
さて、アルカトラズ島行きの船はサンフランシスコ港にあるピア33から出ています。フィッシャーマンズワーフのわりと近くです。並んでいる間に、お兄ちゃんに写真を撮られますが、2枚組で$22で売りつけられるんで、いらない人は断りましょう。
島内では船が発着するドックだけ飲食オッケー。あとは禁止です。売店で水は販売されていますが、食べ物は一切販売されていません。
船の中にスナックバーがあるのでそこでホットドックを食べるか、船に乗る前に食べるか、食べ物を持参して船か島のドックで食べるかです。私は毎回おにぎりを持って行って、船内で食べます。
船内のスナックバー |
説明が終わったら、サンフランシスコ湾の絶景といろいろな建物というか廃墟を眺めながら島の天辺まで歩いて行きます。坂道が続くのでカートを利用してもいいかも。
いろいろ見て回る前に、島に到着したときにまずすることは、帰りの船の時間をよくチェックすること。あっちこっち見ていると短くても2時間はかかります。
メインビルディングの入り口に着いたら、オーディオツアーに使うヘッドフォンとレコーダーを借ります。これも日本語があります。オーディオの案内を聞きながら、建物の中を見て回ります。
入り口
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今年は7アルカトラズ連邦刑務所ができて
75周年の年だそうです。
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壁沿いにある鉄格子のはまった廊下はガン ギャラリーと呼ばれていて、銃を持った守衛が24時間態勢で見張りをしていました。ここから全部のセルが見渡せるのだそうです。
運動場もあります。ここで囚人達が野球をしていたんだそうです。
5つだけ独房があります。今から10年ほど前に初めて来た時、ガイドのお兄さんがいたので、5〜6人でこの独房に入れてもらいました。扉も閉めてみますか?って聞かれたんで、閉めてもらいました。中にいたみんな1分もがまんできませんでしたよ。とにかく真っ暗で何も見えません。いつ扉を開けてくれるかわからないので、だんだん発狂しそうになって、中にいた男性が扉をたたいて開けてくれぇ〜〜って叫んでくれました(笑)
下の写真は脱獄犯がどのようにして脱獄したか、その当時の様子を再現したものです。
奥に見える穴は4人の囚人がそれぞれの部屋の通気口から抜け出せるように、1年かけてスプーンで削ったあと。抜け出したのがわからないように、自分に似せた頭を作ってベットに置いてます。本当によくできていて、本物の人間みたいでした。
通気口から抜け出して部屋の反対側はこのような配管通路になっています。ここから屋上に逃げ脱獄したそうです。みごと脱獄に成功しましたが、無事に対岸まで辿り着いたかどうかは不明なのだそうです。
さて、ここは食堂にあるキッチン。刑務所では食堂が最も危険な場所なのだそうです。だって、スプーンやフォークがあるから......。なんでも凶器になるわけです。キッチの壁に立てかけてあるナイフ入れには、そこに掛けることになっているナイフの形の絵が描かれています。無くなったらすぐにわかるようにしているんだそうです。
館内を一通り見て回って、オーディオセットを返却して、道順に沿って進むと、ギフトショップに到着。次男はあれこれ物色した挙げ句、食堂で囚人が使っていたのと同じデザインのカップをご購入。スプーンやトレーもありましたが、みやげですから仕方ないのですが、高い!!
建物の中を見たあとは島をぐるっと散歩です。
外はすごいパノラマ。アメリカズカップのベストビューポイここで決まりです。
こんなに町から近く感じるのに脱獄は不可能と言われた島ですよね。水温が低いのと潮の流れが早いのとで、対岸まで泳ぎ着くのは無理なんだそうです。
サンフランシスコの街並 |
ベイブリッジ |
ゴールデンゲートブリッジ |
最初の集合場所に戻ると、そこにはシアターがあり、アルカトラズ島のドキュメンタリー映画を見ることができます。
それにしても、よく歩きました。フェリービルディングに戻って、次男の大好物のクラムでも食べようか!とHog Island Oysterに行ったら、長蛇の列。あきらめました。
帰りのマリン カウンティ行きフェリーの時間までにはまだ1時間半もあるんで、フェリービルディングの真ん前にあるジップ ラインを見に行きました。
次男君、やりたそうな眼差しを私に向けます。よし、アルカトラズとジップラインは誕生日のプレゼントだ!
SF Gateより |
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