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2013年5月10日金曜日

勉強だけが教育じゃない

日本に居た頃、映画でしか見ることの無かったアメリカの高校生たちのダンスパーティとやら。自分の息子が高校生になって、それが現実のものとなり、何をどうやって準備すればよいのか、経験が無いのでわからず、少々戸惑っている母であります(笑)。じゃぁ経験者のはずのアメリカ人のダンナはというと、その経験が大昔過ぎて
全く役に立ちません!

アメリカのこういったダンスパーティって実は中学から始まっているんですよ。中学でも年に1回ダンス パーティがあって、みんなおしゃれして参加してます。
中学は6〜8年生(日本の学年でいうと小6〜中2の年齢です)の3年間で、体育の授業でダンスを習うのですが、次男はダンスのクラスがある日は嫌だ〜嫌だ〜と文句たれてました。

中学のダンスパーティは別にカップルで無くても参加でき、DJなんかがいて、一人でも友人とでもカジュアルに踊れるノリノリの曲もかかります。たまにムードたっぷりのバラードがかかったりすると、気になる相手を誘ってチークダンスってこともあるわけですが、次男はどうやらそれが苦手なようです(笑)。だって、誘える相手がいない場合は壁に張り付いてないといけないし.....。というより、女の子を誘うなんて恥ずかしくてできないそうです(笑)。

6年生と7年生の時は友達と参加して楽しんでたんですが、8年生の今年は参加せず。
一度見に行ったことがあるんですが、まだ子供ですから、カクテルなんか飲めませんよね。で、なんとジャンボ ジューススムージーバーなんてのがありました。

そして、もちろん中学でも6月に卒業を控えた8年生を対象とした卒業ダンス パーティが5月に学校のジム(体育館)で開かれます。もちろん参加自由だしカップルでなくても参加できます。長男が8年生の時には友人たちと参加していましたが、現在8年生の次男はやっぱり参加しません。面倒くさいが理由です。ったく.....。

8年生って年齢でいうと、14才です。日本の学年でいうとまだ中学2年生。にもかかわらず、高校のプロムほどフォーマルではないですが、それでも女子はおしゃれなドレス、男子はカジュアルなスーツでビシッと決めてすごく大人っぽく見えます。

そして、ついに!高校生になると毎年1月にウィンター フォーマルっていうダンスパーティがあるんですねぇ。でもって、ここからはカップルで参加です。あ〜ここから試練が始まるわけです。で、高校生からはなんと有料。こないだのは45ドルでした。それもそのはず、中学のように学校の体育館ではないのです。
うちの高校の今年のウィンターフォーマルの会場はプレシディオにあるゴールデン ゲート クラブでした→こちら
ドレスコードもフォーマルで、会場もすごいところで、時間も午後8時〜11時と、いきなり大人並みです。
長男はいそいそと彼女とでかけて行きました。でもね、パーティは夜8時から11時まであるわけで、車でわざわざゴールデン ゲート ブリッジを渡って、夜中に送り迎えをしないといけない親のことなんぞ、ちっとも考えておりません(笑)。アメリカの親達もよくやるよなぁと感心します。特に女の子を持つ親御さんは、お金も労力もかかって、大変ご苦労さんです。うちは二人とも男でよかったとしみじみ思います。
ウィンター フォーマル
で、5月になると、高校3・4年生対象のプロムが行われます。これは1月のウィンター フォーマルより更にフォーマル。プロムについてはこないだ記事を書いたので省略。

そして6月の卒業式の当日。卒業生のシニアのためのGrad Night(卒業パーティ)が開かれます。これはダンス パーティだけではないので、パートナーがいようといまいと、卒業生全員が対象なんですが、確か参加費用が100ドル以上していたような気がする.....(汗)。

この卒業パーティは隣町の超豪華プール付きコミュニティー センターで行われるのですが、なんと夜の9時から朝の4時ごろまで、それこそオールナイト。バンド演奏あり、ダンスパーティあり、泳いでもよしの、ま、プール パーティですね....。
参加者は夜8時ごろ、高校の駐車場に集合。バスの送迎付きです。

で、サフモア(2年生)とジュニア(3年生)の親宛に、卒業パーティのボランティア募集!Eメールが学校からきました。前日の設営係、当日の片付け係、バスの同行係、会場係はシフト制で、9pm〜12amと12am〜3amと.....(汗)。眠気覚ましにコーヒーブレイクコーナーを設置しますってメールに書いてあったけど(笑)

アメリカ人の親達からすると、自分たちもティーンのころに、ワクワク、ドキドキしながらこういうのを経験しているので、どちらかというと喜んでやっている風でもありますが、純日本人でこんな経験がない私からすると、"驚きの連続" な、アメリカの学校行事なわけです。

実はですね、こういったイベントを通してうちの息子達の変化を、母親として感じているんですよ。女性のエスコートの仕方とか、公の場でのマナーとか、男性としての立ち居振る舞いとか、明らかに変わってきています。母親として息子の成長を見つめながら頼もしくなったなぁと感慨深いものがあるんです。パーティの華やかさだけに目を奪われがちですが、勉強だけが教育ではないってことを感じます。

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