マリン カウンティにある私立高校の卒業式に行ってきました。実は姪っ子の卒業式だったんです。空はカリフォルニア晴れでとてもきれい。卒業式日和ってやつでした。
日本では高校の卒業式っていうと大抵参列するのは両親と、せいぜい来ても祖父母くらいでしょうか....。でも普通は両親ですかね。
ダンナから2週間ほど前に、姪っ子の卒業式に家族で行くから夕方(卒業式は夕方4時から)は予定を空けといてねと言われ、????だったわけです。私たちも行っていいわけ?って。ところがこっちでは私も初めてなんでびっくりですが、卒業式の案内のカードが義妹から2週間ほど前に届いたんですね。親、兄弟、祖父母に親しい友人家族やご近所さんまでいろんな人に案内状を送るようです。だから式場もすっごい人。
広い広いフィールドに卒業生が座るステージ、その向かいには参列者の席とテント。
在校生のシンフォニーバンドの生演奏の中、先生たちを先頭に卒業生一人一人が登場、会場をぐるっと回って壇上の席につきます。黒いローブと黒い角帽。日本人からすると憧れますねこのスタイル。卒業式の入場曲で使われるこの ”エルガーの威風堂々” という曲は、タイトル通り、堂々とした威厳のある曲調でホント身が引き締まりますね。
”エルガーの威風堂々” という曲ってどんなだっけ?という方のために。1分53秒あたりからがおなじみの部分です。卒業式の入場曲はやっぱりこれですね。
ところで、卒業生達がかぶっている角帽ですが、おもしろいことに、てっぺんの平べったい部分に生徒達がデコレーションをしているの知ってます?花をつけている子、金色のスパンコールを貼付けている子、なんやらメッセージを書いている子、思い思いの凝ったデコレーションを施しています。中でも面白かったのは、角帽の上に Go Pro をくっつけている男子生徒。入場から一部始終を頭の上から撮影しているんですね(笑)。なかなかのアイデアでした。
Go Pro |
人から聞いた話しですが、ある人が東海岸から西海岸に仕事で引っ越してきて、上司や同僚のパーティーに招かれて行った時の話。いくらカジュアルだからって会社関係だからと、自分では思いっきりカジュアルのつもりで、チノパンにシャツ姿で行ったら、他の人はみんな短パンにTシャツにビーサンで、おもいっきり目立ったっていう笑い話。カリフォルニア カジュアルは他州のカジュアルとはちょっと違うらしいです(笑)。
で、うちの姪っ子の服装はと言いますと、ローブを来ていたんで、わかりませんでしたが、足元を見てのけぞりました。なんだお前、そのビーサンは!!!!
姪っ子 |
話しは変わりますが、アメリカの高校では卒業式の2〜3週間ほど前に、プロム(Prom)っていう4年生(シニア)と3年生(ジュニア)のダンスパーティーがあるんです。メインはシニアですが、ダンスのお相手としてお誘いがあればジュニアも参加って感じですかね。
誘えるお相手がいる場合はいいんですけどね、彼氏や彼女がいない場合とか、相手が見つからない場合とか、プロムの直前に別れたとか、誘おうと思っていたのに他の人に先に取られたとか、プロムの何ヶ月も前から悲喜こもごものドラマがあるようですよ。シビアな大人の世界に、よぉ〜こそって感じですかね(笑)。
当日はすごいですよ。女子も男子も超フォーマル、リムジンしたてて家まで迎えにきてもらって会場まで行くんですねぇ。お金かかりそうだなぁ〜って、心配ごとはそっちの方です(笑)。男の子はちゃぁ〜んと手首に巻く花を持ってお相手の女の子をお迎えに行くんです。女の子はお相手の男の子の胸に飾るお花を用意して....。
普段はぼさぼさ、よれよれのスタイルをしている男の子達もこの日は見違えるほどの紳士になっています。お相手の女の子をエスコートする姿もとてもさまになっています。また女の子もすごくきれいなレディになってますね。エスコートされる姿も堂々としています。
日本にはないなぁこんな文化。なんかいいでしょ。うちの長男がシニアになってプロムに行く日にゃあ、もう泣きそう....(笑)
姪っ子から聞いた話しでは、プロムの数日前にもパーティがあったそうで。あの!ベルベデア(Belverera)にお住まいのクラスメイトのヨットハーバー付きの大豪邸のお庭でのフォーマルパーティ。お食事も豪華絢爛。さすがマリンの私立学校です。ため息が出ます。
あと2年あるし、プロムのためにお金貯めないと.....(笑)
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