東京滞在3日目。この日は午前中、息子たちを靖国神社に連れて行きました。7月13日から始まるみたままつりの提灯がずら〜〜っと並べられていました。
靖国神社のサイトは→こちら
戊辰戦争など、幕末から明治維新にかけて功のあった志士から大東亜戦争まで、日本の国内外の事変・戦争などで、国家のために尊い命を捧げた人々を英霊として祀っていて、その柱数は246万6532柱にも及ぶのだそうです。旧幕府軍の新撰組や西南戦争の西郷隆盛を含む薩摩軍は入っていないそうです。
夫と私の両方の父親は海軍で戦争に行ってたんですよね。そして今はこうして、息子たちがアメリカと日本の両国を行き来しております。今のあなたたちがこうして平和に暮らして行けるのは、ここに祀られている人たちのお陰です。よぉ〜く拝んでおきましょうと二人ともしっかりと手を合わせておりました。
境内にある能舞台 |
鳩、馬、犬など従軍動物の慰霊碑 |
この日は学生は無料でした。
遊就館のサイトは→こちら
展示室の壁一面には顔写真と名前のパネルが性別や身分の区別無く貼られています。長男が、あっと指差したのが坂本龍馬の写真。お〜〜日本語補習校で勉強した日本史が役立っていると妙に関心したりして。
実はここで息子たちに見せたかったのは特攻隊員たちの父母や兄弟姉妹に宛てた遺書です。特に長男はもうすぐ17歳、自分と同年代の青年たちが書いた遺書を読んでどう感じるだろうか....。実物の遺書はあまりに達筆で長男には読めませんが、横に英訳されたものがあり、片っ端から読んでいました。
10代の若者が、死を覚悟して、ただただ両親にこれまで養育してくれたことに感謝を伝え、愛する人の将来を心配し、愛する国とその未来を守ると書いているのです。文面から伝わってくる、ご本人の決意と心の穏やかさはどこからくるのでしょうか。
それにしても10代や20代前半の若者が書いているあの遺書の文字と文面には感服します。昔の日本の教育水準の高さを感じますね。私は二度目の来館なのですが、前回は涙で顔がぐしゃぐしゃになりました。今回はガーゼハンカチを用意して行きましたよ。遺書と、それに遺族が未婚で散って行った息子たちにのために奉納した花嫁人形を見ると、涙がボロボロと流れてきます。
ここに来るとですね、感謝の心というものを思い起こさせてくれるのです。日本人なら必ず訪れておきたい場所です。日本の歴史教育に入れておかないと行けないのはここですよ。
零戦 |
展示室には実際に戦時中に使用された様々なものが展示されています。目を引くのは回天、零戦、桜花ですね。回天は見ただけでT_T 敵艦に激突できなければ、そのまま沈んで行くと聞いてまたT_T
桜花は本当に小さいですね。自力飛行ができないので人間と爆弾を積まれ搭載されている親機からそのまま切り離されてグライダーのように敵に突っ込んで行くしかないわけで、悲しすぎます。
零戦 |
ガーゼハンカチで滝のような涙を拭いながら、出口付近のギフトショップへ到着。
日本の伝統柄の生地で作ったがま口がありました。写真中央の波柄のがま口を見た長男が言った一言にやっと笑顔が戻ってきました。
お母さん、WiFi の模様の財布だ!!
たしかに、日本の伝統柄の波模様ではありますが、WiFiも同じ模様ですね.......。
さて、靖国神社を後にして、午後からお台場へ行きました。息子たちを日本未来館へ放り込んで、私は東京ビックサイトの電子出版エキスポへ。
日本未来館のサイト→こちら
それにしても、ゆりかもめ高すぎ。東京メトロとばか高いゆりかもめに3人で乗って、あっちこっち移動していたら一日の交通費だけで6000円也。
車窓から遠くにそびえ立つガンダムを見つけて大喜び。人工島だから仕方ないのでしょうが、全体的に殺風景なところでした。
さて、電子出版エキスポのために日本に来る前にオンラインでチケットの登録をしておりました。氏名、住所、電話番号、職業、会社名と全部データは入力しました。で、プリントアウトして持って来た用紙を受付に提出したらですね、別の用紙を渡されました。ここに氏名、住所、電話番号、職業、会社名をお書き下さいって川 ̄ー ̄;A"何のために入力したんだ?それにプリントして持って来たものにはバーコードも印刷されてなかったし.....。普通はバーコードを読み取って、チケットをプリントするとかしない?
デジタル コンテンツのエキスポなのに、いきなりアナログでマニュアルです。
その上、国際展示場にもかかわらず、東京ビックサイト内はフリーWiFiではありませんでした。かなりの衝撃。アメリカへいい土産話ができたぞ(笑)
そうそう、地下鉄がやっとフリーWiFiになってましたね。
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