マリン カウンティとはまったく関係のない話ですが、ちょっとこっちの教育や学校事情のことを書いてみたくて・・・・学校シリーズ
2年ほどコミュニティ カレッジに通ってみました。最初は英語のクラスだけを取るつもりだったのですが、1セミスター終わってみて、もうちょっと頑張れるかもと思ったのが間違いで(笑)、会計ソフトのクラスやら、ビジネスやら、コンピューターやら、あれもこれもで、自分で首を絞めていたと言うか、地獄のような宿題との格闘の日々でした。
大学は春と秋のセミスター制で、選択した教科はそのセミスター中に終了してしまいます。まるでブートキャンプのように、これでもかというほどの集中学習ですが、通年で1年間だらだら勉強するよりいいです。
※春と秋のセミスターは5ヶ月弱ですが、サマーセミスターは6週間ほど
1つの授業は週2回あり、1回の授業は110分。休み時間は10分。
1日2教科が限界です。月水の教科と、火木の教科をバランスよく取らないととんでもないことになります。
毎回宿題は山ほどでるし、課題もでるし、読書量はめちゃくちゃだし....。
勉強すると、とにかくお腹が空きますね。10分の休み時間の間に、質問したり、宿題のチェックしたり、次の教室に移動したりしないといけません。その上、とってもお腹が空いていて、もう食べながら歩かないと、時間がありません。
日本に住んでいた頃、テレビでアメリカの大学のキャンパスなどが映っているのを見ると、大抵、学生が芝生で分厚い本を広げて読んでいたり、分厚い本を抱えてキャンパス内を歩きながらサンドウィッチにかぶりついているといった映像でした。
らしい風景を映しているのかと思っていたら、実際自分が大学に行ってみると、どこもかしこも全く同じ光景でした(笑)、私の場合はおにぎりにかぶりつきながら歩いていましたが.....。時々、ミルキーウェイ.....。これがめちゃくちゃ甘くて疲れているときに最高。
私のバックパックにはおにぎりとミルキィウェイがかならず入ってました。
とにかくすごかったのが、読書の量です。次の授業までに100ページ(ってあさってじゃん)というのは普通です。リーディングのクラスなんてセミスター中に何冊読まされたか....。その上、エッセーも提出。読書感想文ではありません。
わからない単語はまだまた数知れず...でも英語の本を読むのが怖くなくなりました(笑)
リーディングの授業をとって日本の英語の授業もこんな風にすればいいのにと思ったのは、
読んで訳さないということです。
普通は書かれている内容が理解できれば良いわけです。A4サイズ1ページを3分で読んで内容を理解し、2〜3分で要点を書き出して発表するという練習は本当に目からウロコでした。
先生がおっしゃっていました。日本人学生は、センテンスごとに読んで訳そうとするから、読むのが遅いのが問題なのよねぇ〜って(笑)確かに....。一文ずつ読んで訳すのは中学時代からのリーダーのクラスの習慣ですね。
それと体育の授業もおもしろかったですね。思い切って体育の授業を取ってみたんです。エアロビクスとかピラティスとか。
コンピュータはいつも家で日本語バージョンで使っているので、英語バージョンも使えるようになった方がいいと思っていろいろ取ったのですが、終わってみると英語バージョンに慣れてしまって、逆に日本語バージョンが使いづらくなってたり....(笑)
朝は息子達より早く学校へ行き、夕方は息子達より遅く家に帰り、夕食後は夜中まで宿題や勉強という日々を2年間おくりました。
母親が一生懸命勉強する姿を見て、息子達がぼくたちもがんばろうと思ってくれることを期待したのですが、お母さんはお母さん、僕たちは僕たちで違うんだよ〜ってすっかりアメリカ人になっておりました.....
確かに大変でしたが、楽しかったです。学ぶことがこんなに楽しいなんて、ホントの大学生のころはちっとも思いませんでした。もっとちゃんと勉強しておくんだったなぁ。
大学まで日本で教育を受けてきた私ですが、
これまでの人生でこんなに勉強したことがない
ってくらい勉強させられた2年間でした。
日本の大学、大丈夫なのか?ってちょっと心配になりましたよ。
でもね、2年間大学に通って一番楽しかったのは、親子ほど年の離れたかっこいい男子学生達といっしょに勉強したことかな(笑)