マリン ジェネラル ホスピタル(Marin General Hospital)という総合病院がグリーンブレイ(Greenbrae)にあります。
この病院が石巻赤十字病院と姉妹提携をしたという記事がマリン インデペンデント ジャーナルというマリンの新聞に載っていました。
それで、このマリン ジェネラル ホスピタルは大地震や大津波に襲われた際の現場での災害医療について石巻赤十字病院から学ぼうということらしいです。
なぜ石巻赤十字病院が選ばれたのかというと、この病院は400床の規模の総合病院だそうですが、震災当時、あの地域には同じような規模の総合病院が4つあったそうです。しかし、2つは大津波で破壊され流され地図上から姿を消し去ったそうです。そして1つは津波で2階まで壊滅状態になり病院として機能しない状態になりました。
石巻赤十字病院は、地震による被害はあったものの甚大な被害ではなく、また海岸から離れた場所にあったため津波の被害を受けずに、唯一、機能していた総合病院だったそうです。
地元の負傷者だけでなく周辺地域からの患者も多数受け入れ、特に福島からの患者を多数受け入れて治療をしたとのことです。
あの大災害時に、多数の病院が被害を受け機能せず、その上、医師や看護師までもが津波で流され命を落としたため医療従事者不足で、またその上に、自分たちをも被害を受けている状況下で、ロビーも廊下も、救急車の中も患者で溢れかえり、駐車場では患者搬送のヘリコプターが緊急離発着状態。このように患者が殺到する中で、つまり予期せぬ事態が突然起こったときに、どのように対処をしたのか
ということを是非学びたいということらしいです。
ここで使われていた英語の表現がなんとも....是非とも覚えておきたい表現....かな。
When the proverbial stuff hits the fan things play out in a way you don't anticipate.
proverbialには”よく知られている”とか”有名な”とか”諺にも使われている”とかいった意味があるそうですが、この場合proverbial stuffは”大便”のことです。
訳すと
大便が扇風機にぶち当たったときのような予期せぬ事態に物事が展開したような場合
ちょっと想像してみて下さい。四方八方に飛び散った.....どんな状況か.....。^^;
それにしてもすごい表現の英語ですね。
カリフォルニアも日本同様、環太平洋火山帯(パシフィック リング オブ ファイヤー)の真上にあり地震の多い所です。そしてサンフランシスコとベイエリア周辺は過去2度記録的な大地震に見舞われ甚大な被害を受けました。マリン カウンティのど真ん中にはその大地震を引き起こした、サンアンドレアス断層が走ってます。
カリフォルニア州法では2020年までに全ての病院は建物や設備などの耐震対策を講じなくてはいけないことになっています。マリン ジェネラルをはじめ、あちこちの病院で補強工事、改築や建て直し、設備の見直しが始まっているそうです。
カリフォルニア州には70ものヘルスケア ディストリクトがあり、今回この姉妹提携を推進しているマリン ヘルスケア ディストリクト(Marin Healthcare District)はその一つで、1946年に設立されグリーンブレイにあるマリン ジェネラル ホスピタルを中心に、グリーンブレイ、ノバト、ポイント レイズ、サンラファエル、サウサリートにあるいくつかのクリニックと提携し統括しています。
Marin General Hospital
250 Bon Air Road,
Greenbrae, CA 94904
1-888-996-9644
0 件のコメント:
コメントを投稿