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2012年6月3日日曜日

卒業試験

California Department of Education というカリフォルニア州の文部科学省のような教育委員会のようなところが実施している、通称 CAHSEE と呼ばれている California High School Exit Examinationというのがあります。
訳すと、カリフォルニア州高校卒業認定試験とでもいったところでしょうか。カリフォルニア州の法律で公立高校の生徒は全員受けることになっています。これに合格しないと高校卒業資格が取得できないらしいです。


カリフォルニア州では高校2年生の春になると第1回目の試験を受けます。
科目は数学(Mathematics)国語(English-Language Arts)


各科目450点満点で350点以上が合格点です。長男は現在高校2年生(10年生)なので3月にこの試験を受けました。
ちゃんと成績表が送られてきたのでびっくり。


まず国語の評価ですが、
Reading Section
Word Analysis(語彙分析)
Reading Comprehension(読解力)
Literary Response & Analysis(文学の理解力)


Writing Section
Writing Strategies(文章レベル、修飾語、パラグラフの種類と構成等の作文力)
Writing Conventions(スペリング、文法、句読点などの書くときの決まりごと)
Essay(小論文)




数学の評価
Probability & Statistics(確率&統計)
Number Sense(ナンバーセンスってなんて訳すんでしょう?笑)
Algebra & Functions(代数&関数)
Measurement & Geometry(測定&幾何)
Algebra 1(代数1)


さて、合格すれば1回で終わりですが、合格点に届かなかった場合、卒業するまでに再試験を受けるチャンスが何回かあるそうです。


2010年度の高校2年生の合格率は81%だったそうです。だいたい10人中9人が合格して無事高校を卒業しているそうです。下の表はこの試験が実施されるようになった2004年度からの高校2年生の合格率です。左が数学の合格率、右が国語の合格率。
長男は無事合格しました。ほっとしました。
ウィキペディアより
合格しなかったら高校卒業できないのか?
聞くところによると、合格者は卒業証書(High School Diploma)をもらえて、卒業までに合格できなかった場合は修了証書(Certificate of High School )という高校もあるらしいです。
英語を母国語としない生徒で、アメリカに来てまだ日が浅い場合、合格するのが難しいと思われるケースもありますよね。そんな場合の逃げ道は私立学校に転校すること...らしいですよ.....。

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