2011年6月6日月曜日

海外での子育て-その1 日本語と英語

またもや、マリン カウンティとはまったく関係のない話ですが、学校シリーズに引き続き・・・・海外での子育てシリーズ

私たち一家は2000年の4月に東京からマリン カウンティへ引っ越してきました。
長男が3才半、次男が6ヶ月の時でした。
長男は6ヶ月の頃から保育園に通っていたので、もう日本語ペラペラの状態でしたが、次男はまだ、あ〜、う〜の頃ですね(笑)


まだ何も話せない次男はもちろんのこと、日本語ペラペラの長男と言えども、これからアメリカで生活するとなると、日本語の上達と維持はかなり困難なのではと、とても不安でした。


実のところ将来の為にと思って、長男が生まれる前に文部省認定日本語教師420時間養成講座に1年間通い、子供が生まれてからは言語学関係の本を読みあさり日本語をどうやって教えるかとか、バイリンガル教育とはどんなものなのかいろいろ調べてみたものの、現実はそんなに甘いものではありませんでした。
本に書いてある通りになんでもホイホイ運ぶならだれも苦労しないし、日本中バイリンガルになれます(笑)


でもひとつだけ、これはありだなと思ったのがありました。
一親一言語
バイリンガルにするための黄金律と呼ばれているらしいです。
供に対して、お父さんとお母さんは自分の母語のみ使うと言うルールです。
他の言語が上手くても絶対に使いません。いくら上手くても、ネイティブではないからです。


子供がまだ家にいるうちはお母さんと毎日朝から晩まで接しているので日本語が上達します。ところがデイケアのように集団の場所に毎日通うようになると、英語の方が強くなってきます。
そのうち日本人のお母さんにも英語で話しかけ、お母さんの日本語での問いかけにも英語で答えるようになってきます。


家事や何かで忙しい中、いちいち日本語に言い直させたりするのが面倒になって、ついつい返事をして用を済ませてしまうようになりがちです。すると、お母さんも英語が話せるから英語でもいいんだと、もう元には戻りにくい状態になるんだそうです。


もうこれは根比べで、
1)いちいち日本語に直して話をさせる
2)無視する(笑)
3)お母さんは英語がわからないと嘘をつく(汗)
と、大変ですが、お母さんの努力が必要です。5〜6才くらいまでこれを続けると、子供に注意をしなくても、お父さんには英語、お母さんには日本語で話すようになります。トイレトレーニングと同じで一生続く訳ではなく、ある一定の時期まで、無意識にできるようになるまでのことです。


息子達の日本語はまだへたですけど、今では注意しなくても私に英語で話しかけてくることは全くありませんし、私からの日本語での問いかけに英語で返事をする事も全くありません。私が誰かと英語で会話をしていても、日本語で話かけてきます。お母さんは英語が下手だからねって言われていますけど(笑)。


さて、このやり方にはいろんな障害があります。日本語がいまいち、あるいは全くだめなお父さんとその親兄弟親類がどれだけ理解を示すかです。
みんなでいっしょにいる時に、お母さんと子供だけが日本語で会話をしているとわからないのでやめて欲しいだの、日本に住むわけではないのにどうして日本語を教える必要があるのかとか....。外野からクレームがでてくるのですよ。これにくじけて途中で断念する人も結構いるようです。


我が家の場合、ダンナからも義両親や親類からも全くクレームが出ませんでした。これはラッキーでした。
というか、私がそんな文句を絶対言わせないオーラを発していたかもしれません(笑)。


また、特に言葉の発達が遅い子供の場合、学校の先生によって意見が二分しています。
ある先生は言葉の発達が遅いのは二カ国語の環境が影響しているので、言葉がしっかりするまでは英語だけにして日本語はやめたほうが良いと言う先生。もう一方はその逆で日本語をやめる必要はなく、両方頑張って学んで行きましょうと言う先生。
どちらが良いかはその子供と親の姿勢によるところが大きいとは思いますが、どっちがいいんでしょうね。


我が家の場合、次男の言葉が遅かったために日本語はあきらめようかと悩んだ時期がありましたが、学校の方針が後者で幼稚園から5年生までの小学校の6年間、学校がスピーチ セラピストをつけてくれてしっかりサポートをしてくれました。
また、英語力の伸びに比例するように日本語力も伸びたことに驚きました。
コアとなる言語をしっかりさせることが必要なんだと痛感しました。


そもそもバイリンガルの基準って何だ?と思いませんか。日本ではバイリンガルに見えるかもしれませんが、そのほとんどがセミリンガルです。バイリンガルって両方の言語のレベルが同じというのが基準ですね。言語レベルというのは読み・書き・話すの3つの要素が高校卒業程度またはそれ以上です。
ほとんどの場合、どちらかの言語の方が強い、というより一方の言語が劣っているのでセミリンガルと呼ばれています。


サンフランシスコ ベイエリアには日本語&英語のバイカルチャーカップルが多く、みな一生懸命になって子供達に日本語や日本文化を身につけさせようと努力しています。
週一回の日本語補習校(毎週土曜日5時間)とか他の日本語学校、そして他の日はその山のような宿題。子供達には毎日毎日、日本語の絵本や本の読み聞かせをし、日本語で話しかけ、日本のテレビを見せ、読むんだったら何でもオッケーと漫画を読ませたり。年に一回は日本に帰り、日本の学校に体験入学をさせたりと各家庭かなりのお金や労力を使って、努力をしているのです。それでもバイリンガルになるのはかなり難しい。


日本では子供をバイリンガルにしたいと、小さいころから英語教室に通わせたり、教材を買ったりしていますね。私たちの場合は英語と日本語の逆バージョンですが、上に書いたような環境でも難しいのですよ.....。
日本人なのに日本でインターナショナル スクールに入れると、日本人としてのアイデンティティーが育ちにくいでしょうし、そもそも学校の宿題(全部英語)を親が見れるのか....。


近頃、日本語の話せるケアギバー(介護ヘルパー)の募集が目につきます。聞いた話では、年をとってぼけると、第二言語を忘れるんだそうです。自分の子供にしっかり日本語を教えていないと、年を取ったときにとっても困るようで....。それを聞いて、ますます、日本語の勉強をさせておかないと....と思いました(笑)。
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